まずは、モカの不調から。
夕刻辺りから、軽い嘔吐をするようになったモカ。
時間が経つにつれ、嘔吐の回数やえずき具合が悪化。
水を飲み、少量ですがご飯も食べ・・・しかし、排便は無し。
夜中辺りになると、ぐったりして動かなくなるが、嘔吐は止まらず。
「朝になったら病院に連れて行ってあげられるから、それまで頑張って!」
自分には、そう励ますことしかできず、歯がゆい思いで一晩を送りました。
朝一で、かかりつけのペットクリニックに連れて行くと、すぐレントゲン撮影をすることに。
モカの胃は、通常の3倍の大きさに膨れ上がり、小さい体の中でパンパンになっていました。
先生曰く、
「毛玉か何かが腸で詰まっているようです。一刻を争います。手術になりますがよろしいですか?」
とのこと。
すがるような思いで、執刀をお願いすることに。
手術自体は短時間で終了し、快方に向かうでしょうとのことで、一安心。
一晩入院して、次の日に退院という速さにビックリしたのを覚えています。
「詰まっていたものは、コレです。何かお分かりになられますか?」
先生が銀色のトレーに乗せて持ってこられたものは、7mm前後の小さな肌色の三角形のゴム。
それは、モカが大好きな大好きな、『ぶーちゃん』の耳の先でした。
皆さんの中にも、見覚えのある方は多いのではないでしょうか。
ソフトゴムで出来た豚の人形で、噛むと『プーッ』と高い音が鳴ります。
噛み過ぎないように、その都度回収していた
つもり でした。
人形に亀裂が入ってないか、チェックしていた
つもり でした。
結局は、飼い主の自己満足の上に胡坐をかいた『
つもり』でしかなかったのです。
後悔してもしきれないし、モカには申し訳ないことをしたと思います。
ブログの更新をしなくなったのも、この件がきっかけでした。
『飼い主失格の自分が、フェレットについてのブログを書く資格があるのだろうか?』と。
脱水症状と腸閉塞の影響で、毒素が回り血液と肝臓の数値が良くないモカでしたが、抜糸が終わるまでの投薬で、なんとか血液検査の数値も範囲内におさまるまでに回復し、ほっと一安心したのでした。
人間の手術から考えると、動物の手術というのはざっくりなんだなーと、驚きの連続でした。
術後の注意事項は、「縫い口を舐めないように、気を付けてあげてくださいね」だけでしたし(苦笑
こんなぐにゃぐにゃした動物に、エリザベスカラーとか無駄ですし・・・_ノ乙(、ン、)_
